司法試験合格発表と、資格試験の受験生が減っていることについて

今日は司法試験の合格発表でした。
私も、身内が受験生でしたので朝からソワソワ落ち着かない日を過ごしていましたが、無事合格。
本当にうれしい日となりました。おめでとう!よくがんばったね!

目次

難関試験の受験生が減っている理由とそれに対する私のかんがえ

さて、最近、進路に悩む大学生の娘から、資格試験の情報を聞くことも多くなりました。
司法試験、会計士、税理士と受験生は激減しているようです。
少子化の影響もあるでしょうが、割合からいってそれ以上の減り方。
がんばって時間とお金をかけて勉強しても、合格する保証はない、そして合格しても食べていけるか分からないから、リスクが高い。
どうせ勉強するならば公務員。もしくは最初から一般企業、となるのでしょうね。

それもよく分かりますが、実際に試験に合格して働く立場から反論してみようと思います。

専門職=自分の軸

まず、資格試験は専門的な仕事をするために勉強するので、自分の軸ができます。
税理士という軸があって、本を書いたり講演をしたり、コンサルをしたりと、いろいろな仕事をしている税理士がいます。
そのほか、相続税に特化したり、個人事業に特化するという方法もあります。
自分に軸があるのは、ある意味とてもラクですし、軸があることで可能性が広がりますので、自由な働き方ができます。

 

がんばっても試験に合格するかどうかわからない

ということについてですが、私の場合、最後に受験したときには悟りの境地にはいっていて、
「今回だめでも後は細々とやるしかない、いや自分ならやるだろう」と、サバサバした気持ちでした。
何かに全力で取り組んだら、こういう気持ちになるのか、というのもこの時にわかりました。
もし、合格できなくても、全力でやった結果であれば、何かしら次の道が開けます。

がんばって資格をとっても食べていけるかわからない

そして、食べていけるか、ですが、これは資格云々は関係ないのではないでしょう。
税理士で食べていけないのであれば、普通の会社でもやっていけない可能性が高いです。
勉強だけができても、コミュニケーション能力がなければ仕事を得るのが難しいように、本人の資質の問題が大きいのではないかと思います。
少なくとも私の知っている士業の方で、食べれないから廃業した人はいませんし、皆さん、順調に顧客も増えて充実されているようです。
また、コミュニケーションが苦手なら、それを主としない仕事をすればよいわけで、研究や教える、書く方に行く方法もあるかと思います。

ひと昔前とはちがう

ただ、ひと昔前の士業のようには儲からない、というのは事実でしょう。
ですが、これもどの職種でも同じだと、日々感じています。このご時世、一人勝ちする職業ってあるんでしょうか?
だからこそ、自分がやりたいと思える仕事を選ぶのがベストであって、それが資格がいるものであればリスクをとって
挑戦する価値はあります。

ほんとうの合格率

それから、合格率について。
税理士試験もですが、記念受験の人が一定数いますから、合格率はうのみにしないことです。
ちゃんとした学校でそれなりの勉強をしていれば、合格率も上がります。

そして私は

なんだか資格試験バンザイになってしまいましたが、私は、試験勉強して本当に良かったと思っています。
仕事もやりがいがありますし、人生もいい方にガラリと変わりました。
自営業なので、この先はわかりませんが、それも含めて後悔することはないでしょう。

でもでも、、、、自分の子が資格試験を受けると言い出したら・・・心配です(笑)
それでも応援するしかないですね。

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