熊本地震の震源地 益城町に行ってきました
9月3日、熊本であった災害時の研修に行ってきました。
熊本の一日も早い復興を願います。
目次
地震で家や家具が損壊し損失がでたときは、雑損控除が受けられます。
サラリーマンも確定申告で所得税がもどることがあります。
そのためには、まずは罹災証明をとりましょう。
修繕費などのレシート、領収書を保管してください。
壊れた家や家財道具の写真を撮っておくのも資料となります。
具体的な計算は、罹災証明をとった方には順次税務署から説明会の通知がいくそうですので、それに参加してもよいですし、ご自分でされるなら国税庁の確定申告サイトで申告書は作れます。
確定申告時期は、税務署で無料相談もありますから、それに行かれてもいいでしょう。
研修講師として、神戸では実際に被災された先生方3人と、熊本の先生に来て頂きました。
被災者は大変な状態で心も固くなっているから、まずは寄り添う、話を聞くことです、と
涙ながらにお話されて、震源地を見た後でもあり私もこみ上げるものがありました。
日々慌ただしく過ごしていると(特に、確定申告時期)どうしても、この寄り添う心を忘れがちです。
ただ税金を計算するのならPCでいいのですから、寄り添いながら、最善の道を探すお手伝いをするのが税理士の仕事です。
家の建て替えや名義変更には税金がかかります
立替や名義変更など前向きな話をしていて、最後の最後で、じゃあ税金いくら?え、そんなに、それは無理だ。と計画がなくなることも多いそうです。土地や財産を動かすと高い確率で税金が出ますから、最初から税理士にも相談してください。
さて、震源地の視察ですが、地震から数カ月たっているのに道路脇には、倒壊した家屋やブロック塀が並び、何と言っていいのか分かりませんでした。
これが1本細い道に入るともっと被害が大きかったようで、車の窓から見える光景は忘れられません。
取り壊しにも時間がかかるそうで、あの風景を見続けることが更なるストレスとなるでしょう。地元の人でも、見たくないから行かないという方はいらっしゃいました。
人ごとではない、いつ何が起こってもおかしくない世の中。私がやったこと
- 仕事面ではデータのバックアップ方法を2重にしました。
- 前倒しの仕事を心掛けます。やはりギリギリに何かあると対処しづらいです。
- 運転資金の確保。数カ月入金がないことも考えられます。無駄をなくし(難しいですが)、いざというときのために現金を多めに準備しておくことを、お客様にも強くお願いしています。
家庭では
- 水・米・ガスボンベ(鍋用)・簡易トイレ・ウェットティッシュなどを多めに備蓄。貯めこむのは好きではないですが、これは別です。
- 小銭と千円札を用意。熊本の知人に聞きましたが、自販機やコインランドリー、コンビニを利用するときに足りなくなるそうです。
- 本を減らし、寝室に本棚はおかない。マンガなどはBOOKOFFに売りました。キンドルかレンタルで十分です。
- 食器棚はしめる。割れるものは上におかない。
その他前のブログにも書きましたが、携帯式の太陽光発電ユニットと充電器を買いました。大活躍しています。
そして募金、ふるさと納税、熊本のものを買う。
祈る、願うはもちろんですが、我々社会人にはもっと出来ることがあります。景品を希望しなければ自治体の手間もとりません。ふるさと納税でも義援金でも、寄付金控除も受けられます。
スーパーで買い物をするとき熊本でできたものを買っています。写真は熊本で作っている納豆です。