わたしの税理士試験受験歴

先日、プロフィールの見直しなどしていて、改めて税理士試験の受験歴を振り返ってみました。

振り返るとのんびりした(特に前半)受験歴ですが、当時のことを思い出したこともあり、受験する方の参考になればと思い書いています。

私の社会人デビューは保育士でした。結婚退職し(この4文字熟語、もう死語?)、事務職を数年やって出産でまた退職しました。

子どもを産んで、この子のためにも自立した人間になりたい、と強く思ったのが、そもそもの始まりです。

目次

受験歴

H11年 長女出産

H12年 簿記2級を独学で取得。1級も勉強していたのに願書を出し忘れて受験できず。アホすぎる黒歴史。また反省ポイントとして、受験資格はあったので、1級の勉強はせず簿記論にすぐいくべきでした。

H13年 簿記論× 酒税法〇初受験。 最初から最後までTACのカセット通信講座にて勉強しました。                        地方なので教室に通うのは遠くて時間的に難しいし疲れるので。

携帯用のカセットテープレコーダーを家の中でも持ち歩き、家事をしながら授業を聞き、座れるときは問題を解くという、一見ストイックですが税理士受験生にとっては当たり前の生活のはじまりです。

どちらも1月からの速習コースでの受験で、簿記論は5月に捨てましたが、当日の試験問題をみて激しく後悔。やはり、最後まであきらめてはいけない。

H14年 受験せず バセドウ病の手術、入院のため受験できず。バセドウ性眼病がひどく、複視といってモノが2つ見えるようになっていました。産後や更年期の女性に多い病気です。

H15年 簿記論〇 財務諸表論×  財表が苦手でした。

H16 年 財務諸表論 〇 アルバイトや幼稚園ママを楽しんではいましたが、やはり何かが足りない、仕事がしたい、社会に出たいという思いがあり、朝5時に起きて勉強していました。

H17 年 受験せず  次女を妊娠して、つわりがひどく受験せず。新聞も読めなかった記憶がありますが、当時はそこまで税理士試験に必死ではなかったのです。

H18年 受験せず  次女出産  試験直前の7月に父が亡くなり、その後、生後4か月の次女がプール熱に感染。40度超えの発熱で点滴をしに病院に通う毎日。やっと熱が下がったと思ったら、私が感染して40度越え、これが試験前日で、もちろん受験していません。どちらにせよ勉強不足でした。受験に対するモチベーションを維持できなかった頃。

H19年 相続税Aランク落ち 不合格で、受験をやめることを考えましたが、いまさら別の道に行く気力も時間もない。これはもう合格するしかない、とこの時はじめて覚悟を決めました。税理士事務所でのアルバイトもしながらよく頑張ってましたね。

勉強時間は早朝と隙間時間。直前期は夜も勉強していました。理論を書く時間はないので、もっぱらブツブツ音読していました。

試験前は、休日も子供たちを児童館で遊ばせながら、計算問題解いたり、寝る前の読み聞かせが理論マスターになったり。次は絶対に官報!と気合はいってました。

H20年 法人税〇 相続税×Aランク落ち 官報合格をねらっていて手ごたえもあったので、悔しかった。でも頂上が見えたというか、来年はいける!と確信しました。

H21年 相続税〇 三女がお腹の中にいながらの受験。つわりで5月まではスローペースでしたが、少しラクになってからは飛ばしました。生まれたら勉強時間がへるので絶対に合格したくて、TAC、大原、大栄3校の直前模試を受けました。

11月に三女が生まれて12月の発表でしたので、それどころではなく、発表の日を1日間違えてドキドキしたり、当日は友達が先に見て合格おめでとう!と連絡くれたりでした。嬉しいというより、もう試験は受けなくていいんだ、とホッとしたことを覚えています。

その後すぐに税理士事務所に正社員として就職し、今に至ります。

私の勉強のやりかた

私は1年間をコンスタントに勉強するのが苦手で、年内はボチボチ。年明けから徐々にスピードをあげるかんじでした。要するに1年間も勉強が続かない。

直前期の計算は、答練と過去問を満点とれるまで何度も繰り返していました。間違いノートも作っていました。満点はなかなかとれませんが、制限時間も最終的には半分の時間で解けるようにしていました。

理論は、書くとつかれるので、音読、耳勉が主です。答練のときは書きますが、それ以外はタイトルだけ書いたりしていました。

私の成績

悪かったです。

答練でA判定は確か1回だけ。あとはB,C,Dです。C判定だったら「いける!」と思っていました。ポジティブ~(*_*;

これは良かったとおもうこと

教室に通うのに1時間超かかるし、疲れるので通信を選んだのは正解だったと思っています。

友達ができても喋ったりで流されやすい私はロクな事がなかっただろうし、なによりも通学の時間と体力を子供と勉強に充てられたので。

税理士になってから同業の友達はできました。

また、最後まで正社員にはならずにアルバイトだったのもリスクをとって正解でした。

私の性格からいって、正社員になると仕事が楽しくてそこで満足してしまうことが予想されましたし、時間と体力も持たないと思い、まずは試験合格を目指しました。

合格後、就職はあるのかという不安はありましたが、それは合格してから考えようと割り切りました。

税理士受験生減っているそうですが

10年後なくなる職業の上位にランクインする税理士ですので、受験生が減るのもうなずけますが、現場の人としては、そう悪くない職業だと思います。

一見、数字や書類作成が主な仕事にみえる税理士ですが、じつはコミュニケーション能力がとても必要とされます。

人との関わりが好きで役に立ちたいと思っている人には向いているかと。

あと、ストレングスファインダーで「収集」が上位にある人が多いのではないかと推測します。

 

 

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