専業主婦から税理士へ、子供の将来に対する考えがかわった
年末に、長女の大学が決まりました。
学校推薦をいただいて、予想よりも早く、本人が希望する大学に決まり、まずはホッとしています。春からは東京での生活が始まります。
タイトルのとおり、私は自分が仕事を持つようになって子供の将来について考えが変わりました。
といっても、実は仕事が原因ではなく、私の年齢だったり人生経験からなのかもしれません。
長女を29才で出産して、しばらくして税理士試験の勉強をはじめました。子育て、勉強、仕事の3つを回すことはあきらめて、パートをしながら、次女、三女の出産時には専業主婦にもどる。子供と勉強の30代でした。
それがまた直前にならないとスイッチがはいらないため、長女は今でも「わたしは夏にママと遊んだ記憶がない」と言います。
※税理士試験は8月なので7月は勉強一筋。終わったら疲労でダウン。
ぎりぎり30代で試験に合格した私はすぐに税理士事務所の正社員となり、こんどは乳児を含め3人の子育てと仕事に集中しました。
思い出せないくらいのハードな日々を過ごし、独立し、今に至ります。
わたしは、ちきりん女史が「未来の働き方を考えよう」で書いているような2つの人生を生きていますね。すごくラッキーでした。
それで子供の将来にたいする考えがどう変わったのかというと、
長女が小さいとき=私が30代前半は、できれば安定した仕事についてほしいと思っていました。安定した仕事ってなんだ、といいますと、公務員や大企業の正社員、または専門職です。そのためにはお勉強もできなきゃ、と本人がのぞむ前に塾や習い事に行かせたりしていました。
私自身が正社員でもなく、資格もなく不安定で自分に自信がなかったころです。自分の願望を娘の将来にかけてたところもあります。
それが今はどうかといいますと、本人が自分で考えて選んだ道をいけば(いければ)それが一番だと思っています。
3人の子供をみていると、それぞれに生まれ持った性格や資質が違います。私が税理士を選んだように、少し遅れても自分を生かせる仕事を選ぶことが何よりの充実につながるでしょう。
またわたしも40代後半になり、仕事でもプライベートでもたくさんのことを乗りこえてきました。また多くの人との出会いがありました。特に仕事ではつっこんだ話をすることも多く、多種多様な生き方を見ることができます。
そんな中で大事だとかんじるのは、自分の生き方は自分で決断して選ぶことと満足感(自己肯定感というのかな)です。
はたから見れば不安定な生活でも、自分が選んだしごとで満足していれば、それが最高です。
勝手なものですが、人の考えは変わるもの。3年後のわたしはまた違うことを言っているかもしれませんが、それもよし。そのつど、わたしの考えはこどもたちに伝えていこうと思っています。
長女は、といいますと過保護に育てた割には自立心旺盛、すくすくとよく育ってくれました。
今日は彼女の18才の誕生日です。おめでとう!
こじらせ40代母よりこの歌を送ります。見ないと思うけど。
君は君らしく 生きていく自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めからそう諦めてしまったら
僕らは何のために生まれたのか
夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ君は君らしく やりたいことをやるだけさ
One of themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢のほうに歩けばいい欅坂46 サイレントマジョリティー。