法人成り・メリットデメリットよりも大切なこと
福岡県久留米市の税理士ますながです。
個人事業が順調に育ってきたら考えるのが法人成りです。その時に質問されるのが、
「どのくらいになったら法人成りした方いいんですか?」
ということ。
目次
法人成りすればいいってもんじゃない
一般的には利益が500万とか700万とか言われていますが、利益だけでいえば1000万というのが私の個人的な考え。ですが、これもケースバイケースです。今はよくても5年後はわかりませんし。
法人成りのメリットが語られることが多いですが、社会保険の強制加入や会社をたたむときの手間や費用、申告書の作成も社内ではなかなか難しくなりますし、赤字でも払う税金もあり、デメリットも多いと感じています。
計算よりも大事なことは気持ちだと私は思うのです
ですから、メリットが多いからといって法人成りするのではなく、法人にしたい!株式会社にしたい!という意思があるのなら、利益が500万いっていなくても法人にしたらいいんじゃないでしょうか。
この先何十年かは事業をやっていくんですから、会社組織にして自分が嬉しかったり誇らしかったりするのなら、法人にすればいい!と思います。利益は伸ばしていけばいいんです。
いつかって、いつ?
それから、「いつかは法人に…」と言われる方も多いのですが、「いつか」はなかなかやってきません。自分で決めないと。※背中は押します。
何事にも遅いということはない、といいます。実際30過ぎて税理士試験の勉強を始めた私もその気持ちでやってきましたが、でも、早いにこしたことはないですよ。
☆アイホンの読みあげ機能を使ってキンドル本を聴いてみました。なかなか良いかんじです。