新規事業の前に、今あるものでできることがないかを考えてみよう
久留米の税理士 益永です。
写真は家庭菜園のカボチャです。スーパーで買ったカボチャの種を植えたところ、ぐんぐん伸びて現在4つの実がなっています。
その他トマトを育てていますが、わき目といって出てくる芽を切り取らないといけません。それを切り取ることで実に栄養がいくからです。
で、この脇芽を水につけておくとなんと新しい根が出てきます。そしてこれを土に植えるとまた新しいトマトの苗になって実がなる・・・脇芽がでる。切る。水につけて根をだす。。。というエンドレス。
まあ、これは、つんだ脇芽を何もせずに捨てるのは忍びないという私の趣味でやっていることですが、個人事業や中小零細企業にもいえるのではないかと思うのです。
本業でそこそこ利益が出てくると、新事業をしたい!と新しいものに手を出す経営者って多いのですが、かなりの確率でうまくいきません。本業での利益を食いつぶすことになります。新事業にどこまで投資するのかなど辛目に決めていても、撤収するにも時間と金がかかる。
何か新しいことをしなければ、という焦りもわかるのですが会社を始めた本当の目的は何だったのでしょう。
自分と家族の生活を豊かにする、社員がいればその生活も豊かにして守りながら仕事を通して社会に貢献する。そんなところではないでしょうか。
そこでまずは、会社を頑強にするために、今あるもので別のことができないか、別の収入が得られないのかを検討してみてはどうでしょうか。
ということで収穫量を増やすためにトマトの苗を買うのは簡単ですが(大きくなってるし)、脇芽があるので利用するのでした。